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子どもの食事 [1〜3歳のお子さん]

■栄養素を十分に

○消化の良い物を

 1歳6か月の子どもの消化能力や解毒作用は、大人と同じではありません。特に新鮮で安全な食品を選ぶと共に消化しやすい食品や調理法を工夫してください。一方かんで食べる食品は、あごの発達を促し、虫歯予防にも役立ちます。生野菜やリンゴのような歯ごたえがあって食べやすい物も与えましょう。

○朝食は必ず食べる

 朝食は、これから始まる一日の活力のもと。いつもおいしく食べられるよう心がけましょう。起きてから少し時間をおいてゆっくり食べられるような余裕をみて与えましょう。

○体の大きさのわりにたくさんの栄養素が必要

 幼児期は乳児期についで発育が盛んです。体重が毎月平均200g くらい増え、身長が1年間に9~ 11 cm くらい伸びます。この頃の食事は毎日の健康を維持する分のほかに、この著しい成長を支える分が必要になります。このため栄養素のバランスのとれた食事を十分にとる必要があります。

■バランスのとれた食生活

 1歳6か月で与えてはいけない食品はほとんどありません。栄養素のバランスを考えて六群の中から多くの食品を食べさせましょう。小さい頃から多くの食品を覚えさせておくと食事への興味が深まり、偏食の少ない食習慣がつくと考えられています。

                                               
六つの基礎食品1 ~ 2 歳児の1 回の食事量
1郡魚・肉・卵・大豆製品これらのどれかを中心にしたおかずを毎回1皿
2郡牛乳・乳製品・小魚牛乳だと1 日コップ1 杯を2 回ぐらいに分けて
3郡緑黄色野菜色の濃い野菜と薄い野菜を組み合わせて子どもの両手一杯
4郡その他の野菜・果物果物は1 日1 個。朝・昼・夕食・おやつのどれかで
5郡米・パン・めん・いも類・砂糖子ども茶碗1 杯前後
パンなら8 枚切り1 枚
6郡油脂類バター、マーガリン、サラダ油、マヨネーズのどれかを1 日のうちどこかで

■食事のしつけ

 スプーンをひとりで使えていますか?幼児にとって食事は栄養素をとるほかに、食事マナーを身につける目的もあります。1歳6か月から2歳までは、何でも自分がやりたがる好奇心旺盛な時期ですから、子どもの気持ちを尊重しながら上手にしつけたいものです。叱ってばかりいると子どものやる気をなくし、いじけたり、食の細い子になる恐れがあります。

○食事のしつけのめやす

1歳代  手つかみからだんだんスプーンを使い始める。コップを持って自分で飲む。
2歳代  スプーンを持ち、茶碗に手を添えて食べる。「いただきます」「ごちそうさま」を言う。
    食後ブクブクうがいをする。

○下記の習慣を身につけるようにしましょう

・食事時間はいつも同じに
 朝・昼・夕食と2回のおやつの時間を守りましょう。
・ひとりで食べさせる
 こぼしたり、遅いことを叱らずに、自分で食べたがる気持ちを尊重しましょう。
・清潔のしつけ
 食事中はおしぼりをテーブルの上に置き、自分で手や顔を拭かせましょう。
・挨拶が言える
 「いただきます」「ごちそうさま」が言えるようにしましょう。
・食事に集中させる
 遊び始めて10 分以上たったら片付けましょう。
・食後は湯冷ましや番茶を飲ませる
 虫歯予防上の効果があります。2歳過ぎたらブクブクうがいをさせましょう。
・食事の前2時間はおやつを控える
 特に甘い菓子や飲み物は一時的に満腹になり食欲を落とします。

■おやつ

 体が小さく胃の働きが未発達なので、3回の食事でとれない栄養分を、おやつという形で補うのが目的です。甘すぎるもの、高エネルギーのものを与えすぎると、次の食事に影響するので注意しましょう。

○午前のおやつ

 朝食と昼食の間に与えますが、食間が短いので消化が良く胃の負担が少ないものを選びましょう。

○午後のおやつ

 昼食から夕食までの間に与えますが、食間が長いのでたんぱく質等栄養素のあるものを与えましょう。

○おやつを与えるときの注意

① 袋ごと与えないで必ず食べる分量だけを食器に移しましょう。
② 時間を決めて与えましょう。だらだら食いは次の食事に影響し、虫歯の原因にもなります。
③ 一日の栄養のバランスの中で、三度の食事ではとりにくいものにしましょう。
  お菓子だけではなく、果物、野菜、いも類等を組み合わせ、牛乳やお茶等甘くない飲み物と一緒に与えましょう。
④ なるべく自然の味や色を活かしたものを与えましょう。甘すぎるものや見るからに着色されたものは避けましょう。
⑤おやつをご機嫌とりの交換条件にしないこと。
⑥空腹の時お菓子屋さんの前を通らないこと。
⑦ 喉が渇くときは水やお茶を与えましょう。ジュース、乳酸菌飲料やスポーツドリンクは虫歯の原因になります。

○甘いものばかり与えていると

 甘味の強い刺激に慣れてしまい、ご飯をはじめとする食品の微妙な持ち味をおいしいと感じなくなってしまいます。おやつでもなるべく自然の味を生かしたものを与えましょう。

○組み合わせ方

 お菓子等の単品だけではなく、牛乳や果物等と組み合わせましょう。おやつは食事の一部と考えて後の食事に影響がないように量は1日のエネルギーの10 ~ 15%程度をめやすにしましょう。

■こんなときどうしましょう?

○好き嫌い(偏食)

 この頃は食べむらも多いので、大人が好き嫌いを決めつけないようにしましょう。まわりの大人がおいしそうに食べることが大切です。一つだけ食べないというときはあまり気にしなくてよいのですが、一つの食品群全部食べないときは少量でも食べさせる工夫をしましょう。食べることができたらほめてあげましょう。

・偏食を直す工夫
①無理強いはしないように
②ホワイトソースやカレー味など子どもが好きな味付けで
③ かむ力が弱いので切り方などを工夫して(刻んだり、やわらかく煮込んだり)
・こんなことが偏食の原因に
①離乳期に同じものばかり与えていませんでしたか?
②子どもの好きな料理ばかり多すぎませんか?
③お父さんお母さんが偏食していませんか?
④無理強いしていませんか?

○食が細い(小食)

 食べる量が少ない、食が進まない、食事に興味がないといった食の細い子の中には、もともと胃が小さくそのうえ体をあまり動かさないのでおなかがすかないことがあります。体重の増え方がその子どもなりに順調であれば、必要量は満たされていると考えられます。毎日の生活の中で食事に興味を持たせる環境と少量でも栄養素のある食事を心掛けましょう。

・自分で食べさせましょう
・おやつは適量に
・無理強いはしないように
・食べやすく工夫しましょう
・遊んで運動をさせましょう
・生まれつき小食の子もいます(成長曲線のカーブに沿っているか確認しましょう)
・心理的なことも影響します
・なるべく手作りで
・雰囲気をかえてみる
・手に持たせる

○遊び食べ

 食欲はあるのにテレビに気をとられたり、玩具で遊びたがって食事中に席を立って遊び始める子どもがいます。テレビは消し、テーブルの上の玩具等は片付け、食事に集中するようにします。

・食前におやつを与えない
・だらだら食いはやめ、30 分で切り上げる
・食事に集中させる雰囲気をつくる

○便秘がち

 便秘は習慣になってしまうと治しにくいもの。繊維の多い野菜(ほうれん草、たけのこ、キャベツ、にんじん、サツマイモ等)や果物(パイナップル、プルーン等)を食べるようにしましょう。硬いものは消化が悪いと敬遠されがちですが、口当たりよく調理してあげましょう。

・海草はおなかの中で消化吸収されず腸の働きを活発にします。
・とうもろこし、大豆、そら豆類を柔らかく調理して食べさせると効果があります。
・水分を多くとりましょう。おなかの運動を活発にさせ便を出しやすくします。

■アレルギー

 原因(抗原)となる食べ物が体に入り過敏になる(抗体を持つ)と体の中でアレルギー反応を起こす細胞からいろいろな物質が出てアレルギー症状が起こります。
 年齢別の食物アレルギーの原因物質をみてみると、0歳から6歳まででは、1位が卵、2位が牛乳、3位が小麦となっています。その後7歳からは甲殻類(エビ、カニ等)が1位となっています。
 食物アレルギーが起こったら、まず食べ物を口から出し、口をすすぎます。食べ物がついた手で皮膚や眼等をこすらないようにし、運動は控え安静にします。様子を見て医師に診てもらいます。症状が激しい場合はすぐに病院へ行きましょう。

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